身近なM&A実事例

プロローグ

既にいる!個人M&Aの実践者

こんにちは。
会社を買った経営者会社員 増岡です。

前回までに、実際どの様にして会社の売買情報をGETすることができるかをお話して来ました。

どうでしょうか。
皆さん、もしかしたら自分もできるかも?
と興味が深まっていますか。

それとも、やっぱりなんか難しそうだし、なんだかんだ言ったって一部の特別な人で、自分には無理でしょ と思っていますか?

私自身、初めて個人M&Aという手法を知った時は、どちらの感情も半分半分でした。
ただ、半信半疑ながらも、何故か強い興味があったことも覚えています。

惹き付けられた「個人M&A」
新卒から会社員を続ける中、転職(3回)もし、業界もそれぞれ変わりました。
そんな中、ぼんやりと起業に憧れたことがなかった訳ではありません。

でも、実際にやるのはまた全然別で、何かアイデアがあるわけでもなければ、強い情熱を持って生み出していきたいものもない。。。

そんな自分にとって、事業承継であれば、
ゼロから生み出せなくても、他の人が大切に育ててきた事業を引き継いで、より価値を高める事なら出来るかも!という微かな期待があったのかもしれません。

なにより、会社員を辞めずに続けることが出来るのなら、リスクも限りなく低いのではないかという安心感にも興味をそそられました。

本当にやるかはさておき、
もう少し詳しく調べる位はしてみよう!と。

そして、少し時間はかかりましたが(約2年)、実際にパーソナルトレーニングジムを事業承継し、現在も会社員を続けながら運営しているのです!

やってる人はやっている
こうして、実際に実行した人がいるという事実は大きいものです。
少なくとも、私は実際に出来たし、決して不可能なことではないと実体験として知ることが出来ました。

とはいえ、私も実際に会社を買うまでの日々には、不安なこともあったし、むしろ、

  • これ、本当に買える日なんて来るのか?!

と否定的な事を思うことも多々あったことは、言うまでもありません。

個人M&Aを一言でいうならば…
「絶対無理ではないけど、超簡単ではない」という感じ。

でも、不安に思うことがあった時、
やっぱりもう少しだけ続けて目指してみようと思えたのは、実際に会社や事業を買った人の存在があったからです。

と、いうことで、今日は事例紹介!
実際に私がリアルでつながりのある知人で、
会社を買った先駆者たちを紹介します。

決して無理な話ではない個人M&A

さぁ、それでは、実際に会社を買った会社員の方々の事例をご紹介していきます!

シーシャバーを買ったAさん

会社員での経験を活かして
Aさんは新卒から大企業に長く勤めるサラリーマン(現在も)。

名前を言えばだれでも知っているような大企業で、営業を長くしていたAさんは、コミュニケーション能力が抜群で、業種や職種を問わずにご友人も沢山。

そんなAさんが購入して運営しているのが、
関東のターミナル駅から数駅の場所に店舗を構えるシーシャバーです。

身近な廃業を目にして
Aさんは、事業を廃業したお父様を目にして数年後、同じ境遇の事業を引き継いでいきたいと決意し、売却案件を探していたところ、
縁あって売手の事業者様と出会い、事業を売却して頂く事になったそう。

沢山の方と良好な関係を築く事の出来るご自身の特性を活かすことのできるバーを引継ぎ、
その良さを活かして事業を改善されています!

パン屋さんを買ったBさん

会社員から脱する手段として
Bさんはまだ20代です。
大学卒業後、新卒で就職はしたものの会社員として送る日々に違和感を覚え、自身で経営を行う為の選択肢を検討する中で個人M&Aと出会います。

事業承継をして経営者となった後も会社員を続ける私とは異なり、Bさんはそもそも会社員であることを止めたいという気持ちをもってのスタート。

当時からBさんのその熱量はとても凄く、なんとしても事業承継をして、経営者になるのだという決意の様な物を感じました。

とはいえ、どんな案件で良いというわけでもなく、当然ながら日々の生活もある訳で、承継する事業探しと会社の辞め時のバランスが難しい様に見えました。

退路を断って
しかし、そこはさすがBさん!
引継ぎする事業が決まる前に会社に退職を申し出たのです。

すると、丁度そのタイミングで売却情報に接し、そのまま交渉が成立して、晴れてパン屋のオーナーさんとなりました。

ちなみに、Bさんはもともとパン好きではあったものの、パン職人でもなく、パン作り未経験。

でも、パン屋さんを支援するコンサル会社さんのサポートを受けたりして、今では立派なお店を運営されています。

未経験の分野、退路を断っての挑戦、
色んな形があるものです。

常に選ぶ側で居られるメリット
事業を引き継ぐ側は、常に買手となり、
自身の判断で選ぶことが出来るということもポイント。

しっかりリスクコントロールをしながら慎重に進めることも出来るし、逆に勢いよく進めるもまた可能なのです。

それも含めて、これからの働き方や生き方の新たな選択肢として、個人M&Aを加えても良いのではないでしょうか。

私も、会社員としての日々と経営者として自ら事業をかじ取りしていく日々、全く異なる2つの立場でしか学び得ない事を、それぞれ得る事で、自分の幅を広げることが出来ています。

それでは、次回もお楽しみに!

つづく。。。

タイトルとURLをコピーしました