起業より簡単な個人M&A

プロローグ

ゼロイチ起業の難易度

皆さんは事業やお店の立ち上げに関わったことがあるでしょうか。

会社員として、例えば新規事業の立上げを行う部署にいて、業務としてやっているという方。
いやいや、そんな経験は無いよという方。
それぞれだと思います。

恐らく、後者の方々の方が多いでしょうか。

では、同じく、経営 をしたことがあるという方はどの位いるでしょうか。

こちらは、多くの方が経験がない という答えになるのではないかと思います。

「作る」と「経営する」
今日は、この 2つの行為について書いていきたいと思います。

世に存在する会社や事業は、当然のことながら誰かがスタートさせたものです。

誰もが知るIT企業も、何百年も続く老舗の和菓子屋さんも、あなたのお気に入りの町中華も、いつか誰かが立ち上げたものです。
相当な苦労とともに。。。

これが、いわゆるゼロイチ起業です。
ゼロから作って業を起こすから(そのまんま)

そして、それが誰かの手によって運営され、経営されて来ているのです。

多くの場合、苦労して立ち上げた本人ご自身が。または、別の誰かが経営の実務を行う事もあるでしょう。

どっちが大変?
この2つの行為、あなたがやるとなった場合、どちらが大変だと思いますか?

もちろん、単純に比べることは出来ないですが、あくまで単純な労力やかけるエネルギーを比較した場合、どちらがより大変と思うでしょうか。

  • 最初に形を作るのはまだしも、継続して良い状態をキープするのは大変そう。。。
    →だから、作る方が結果として楽でしょ!という方。
  • いやいや、形さえしっかり決まって安定していれば、それを続けるのは楽なんだから
    →経営する方が労力は少ないよ!という方。

どちらも間違いではないと思います。

条件付きだったら?
では、今の「会社員の立場のあなたが」という条件をならどうですか。

それはちょっと、、、
と一気に考えが止まるのではないでしょうか。

前回も書いたように、私自身も会社員を続けながら事業【経営】をする経営者です。

そんな私が、
もしも全く同じ質問をされたなら。。。

【作る】方が遥に大変であると、迷うことなく声を大にして答えます。

町中に響き渡る様な大声をふり絞って、
全力でそう答えます。。。

時間と労力が買えるM&A

なぜ、そうまでして、作る事が大変だというのか。

私は、日中はフルタイムの正社員として上場企業に勤務しています。
(しかも、リモート勤務ではなく毎日出社)
タイヘンデス。。。

一方で、4名の従業員の方の力を借りながら、小さいながらもしっかりと収益を出すパーソナルトレーニングジムを経営しています。

コストと時間
当然、新たな事業や会社をゼロイチで作ろうと思うと、それはそれは膨大な時間と労力と相応のコストがかかるものです。

例えば、私が今と同じ規模のパーソナルジムを、ゼロイチで起業しようとした場合。

コンセプトや事業規模を決め、価格プランを考え、メニューを考案し、物件を探し、不動産契約し、内装工事をし、必要な機材や備品をそろえ、人材を採用し、店舗オペレーションを考え、もちろん全ての費用を支払うetc…

考えただけでも、気の遠くなるほど多くの、やるべきことが次から次に出てきます。

到底、会社員を続けながらこうした時間を捻出するなど、ほぼ不可能に等しいです。

一方で、私がそうしたように事業をゼロから作るのではなく、他のどなたかから譲り受け、引き継いで自身の事業とするのであればどうでしょうか。

固まったコンセプトの元、価格プランやメニューが設定されていて、物件の契約も既に済んでいます。営業もスタートしているので工事や備品も不要です、お客様に愛されているスタッフの方もいらっしゃり、店舗運営も問題なくされています。

そして、これら全てを丸々引き継ぐ対価として料金を支払うのみです。

手の届く金額
私が事業を買った金額は、税込み300万円でした。

この金額が高いか安いかは各々の基準があると思いますが、300万円という金額で見れば、車を1台買うようなもんで、決して高すぎて絶対に不可能な金額では無いでしょう。

私が譲り受ける前の段階で、1年間に約240万円程の利益が出ていましたから、2年もあれば買った金額の元が取れることとなり、相対的に見ても高くはないといえるはずです。

ゼロイチで、物件探しからして、全く同じ売上と利益が出るまでに店舗を成長させるには、どれだけ少なく見積もっても300万円の倍の金額は必要になると言えます。

誤解を恐れずストレートに、私なりの表現をすると。
M&Aで事業を買うということは、ゼロイチで起業してそこまでにかかるであろう時間や労力をお金で買うという事だと考えています。

人生100年時代、嬉しいことに、健康で豊かな人生を送ることが許される時間は伸びました。そして、テクノロジーや時代の変化で、選択肢もまた多様になっています。

そんなこの時代、ライフスタイルのシフトの為の新しい選択肢として、
【会社員が会社を買う】という選択が、
少しでも多くの方の参考となるように、発信を行なっていきます。

つづく。。。

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